サルコイドーシス

サルコイドーシス画像

サルコイドーシスは、全身の様々な臓器に肉芽腫ができてしまう病気のひとつです。外傷を負ったときには、傷を治すために肉芽という組織ができてしまいますが、サルコイドーシスは目立った外傷がないにもかかわらず、目や肺、皮膚などに肉芽腫が発生してしまうのです。目の症状がよく知られていますが、病気の影響が全身に及ぶため、胸部X線撮影やCT検査、気管支鏡検査、ツベルクリン検査、皮膚やリンパ節の生検などを幅広く行い、確定診断につなげていきます。

このようなときは当院をご受診ください

  • 周囲がかすんで見える
  • 曇り空のときでもまぶしく感じることがある
  • 目が充血している
  • 視力が低下してきた
  • 目の中を蚊のような埃がチラチラしている
  • 目が痛い

など

サルコイドーシスの治療

比較的に軽度の患者様の場合、薬物療法で対応します。まずは点眼薬を処方するので、医師の指示に従って使用するようにしてください。眼底の炎症が強いときは、さらにステロイド注射などを行います。ステロイドに不安を覚える方もいらっしゃるようですが、サルコイドーシスはステロイドの使用で高い治療効果が見込めます。患者様にもよりますが、数ヵ月~数年の内服治療によって再発のリスクを減らしていきます。詳細については、患者様に直接ご説明させていただきます。